桜庭 一樹 著、角川文庫の「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を
読み終わりました。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
(2009/02/25)
桜庭 一樹

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十三歳で中二のあたし、山田なぎさは「実弾」以外のものには
興味を持たないことにしていた。父は亡くなり、兄は「神の視点」
を持った…いわゆるひきこもり。中学を卒業したら自衛隊に入る。
生きていくために必要なこと―実弾―を手っ取り早く手にするには
それしかなかった。
二学期のある日、海野藻屑が転校してきた。藻屑はあの有名な
ミュージシャン、海野雅愛の娘で、あたしに何かと絡んでくるように
なった。
10月4日の朝、あたしは兄と二人で山を登っていた―


重めの本が続いていたので、装丁の綺麗さに誘われて読んでみました。
桜庭一樹さんの作品は初めてです。

読み始めたらもう止まりませんでした。
読みやすいし、構成も内容も面白いし、大当たりでした。
本作は2006年度「このライトノベルがすごい!」の3位に選ばれたそうです。


なぎさの家は稼ぎ手が母親しかいないくて、その稼ぎのほとんどは
兄がネット通販で使ってしまうけれど、兄を憎めません。
だから卒業したら生活が保障されて給料も貰え、一人前の大人として
扱ってもらえる自衛隊に入ろうと思ったわけです。
なぎさは生活のために必要なこと、つまり「実弾」以外には興味を持たない
ことにしていたために藻屑に興味を示さなかったわけですが、藻屑は逆に
「自分に興味示さなかった」なぎさにちょっかいを出し始めます。

そういう内容の合間合間に「10月4日の朝」が混ざっています。
10月4日の朝、なぎさと兄は近くの山に登って、あるものを探しているのでした。
そして終盤で「進行する話」と「10月4日の朝」が一緒になり、
藻屑が砂糖菓子の弾丸を撃ち続けていたことに気づくのでした。


なによりすごいのは、読んでいると自分が十三歳のなぎさと同化してくること。
なぎさが実弾重視なのが当たり前に思えて、なぎさが絶望的になると
読んでいる私も絶望的になることです。
感情移入を通り越して、同化してしまったようでした。
読みやすい文で、この薄さで、これだけ入り込める。すごいことです。


↓ここからは少しばかりネタバレ(?)です。↓
桜庭さんは女性だったのですね。
読者に先入観を与えないために、男性名を名乗っているのだそうです。
勘違いしたのは、栗本薫さん・恩田陸さん・有川浩さんに続いて4人目です
(なぜか数えてる(^^;))けれど、桜庭さんの場合はわざとだったんですね〜。

↑ここまで↑
京極 夏彦 著、講談社・分冊文庫版「狂骨の夢(きょうこつのゆめ)」
上・中・下巻を読み終わりました。
百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)3作目です。

分冊文庫版 狂骨の夢 上 (講談社文庫)分冊文庫版 狂骨の夢 上 (講談社文庫)
(2005/08/12)
京極 夏彦

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分冊文庫版 狂骨の夢 中 (講談社文庫)分冊文庫版 狂骨の夢 中 (講談社文庫)
(2005/08/12)
京極 夏彦

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分冊文庫版 狂骨の夢 下 (講談社文庫)分冊文庫版 狂骨の夢 下 (講談社文庫)
(2005/08/12)
京極 夏彦

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釣堀「いさま屋」を経営する伊佐間は、逗子で朱美という女に会う。
朱美は初対面の伊佐間に対し「自分は人を殺したことがある」と言い、
自らが骨になっていくという夢の話をした。
木場や榎木津の同級生・降旗は牧師である白丘の元に身を寄せていた。
降旗もまた朱美の話を聞いた。彼女には自分のものではない記憶が
あること、最近になって前の夫が現れ、殺しても殺して甦ってくること……。
関口と中禅寺敦子は、作家の宇田川崇から相談を受けた。妻の朱美が
最近になって心神耗弱状態で、見ていて辛いのだと。
彼らは一様に、京極堂のある「眩暈坂」を上ることになるのだった―


漸く(この本を読んでいると漢字で表記してみたくなります^^;)、もとい
ようやく読み終わりました。
え〜・・・。1ヶ月かかりましたね(汗)

今回は関口、木場、榎木津に加え、いさま屋の伊佐間や降旗なる人も
登場しました。
バラバラに思える数々の事件、唯一の共通点は「髑髏」です。
非常にややこしくて、頭がこんがらかってしまいました。
私にはこの手の(↓ねたばれでも構わない方は反転してください↓)
入れ替わりモノが苦手でして。
薀蓄も難しくって、頭を通り抜けていってしまいました(苦笑)

読むたびに著者の博識さに関心します。
仏教とかフロイトとか、どうしたらこんなに詳しくなれるのでしょう。
おわかりでしょうが、読了本がないからです。

そして、「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」とくれば……
はい、3作目の「狂骨の夢」を読んでます。

まだ中巻なので、1週間以上はかかるかも…。
読むのが遅くてごめんなさい。
ずいぶん長いこと同じテンプレートでしたが、
気分を変えて新しいテンプレートにしてみました。

カテゴリが長くなってしまったので、思い切って3カラムにしてみました。
いかがでしょうか?

画像や幅などの細かい調整は後々していくつもりですので、
今日はひとまずここまでにさせてください。



※前のほうがいいようであれば、元に戻すことも考えています。
成人式に向けて髪を伸ばす女の人って素敵ですよね。
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